ロボット・ ものづくり研究会

ロボット・ものづくり研究会は平成20年、鎌倉三田会の同好会として発足しました 活動の趣旨など皆様の一層のご理解を得ながら、活動内容の充実を図り、参加者の輪を広げてまいります

代表 林達郎 世話人 林大雅 竹下俊二

  1. 研究会趣旨
    当研究会は会員の皆様が次代を築く子供達とロボットなどものづくりを通して、科学・技術を身近に捉え、楽しんで頂く「術を考え行動する集い」と考えております。
  2. 研究会の主な活動
    ① 活動の理解・普及に向けた懇話会の開催
        ロボットなどのものづくりを話題に学識経験者等を交え歓談します。
    ② ロボットなどものづくり技術の理解を兼ね工場等の見学
        最先端のロボットなどのものづくり技術に関わる見聞を広めます。
    ③ ロボットなどものづくり教室の開催
        ロボットなどものづくりを子供達と共に楽みます。

第11回 鎌倉三田会ロボットものづくり研究会見学会 
および 第14回 同研究会懇話会

  • 実施 令和元年11月29日(金)
  • 懇話会は矢上キャンパスの講義室にて応用化学科・奥田知明 准教授による最新の研究成果が報告された。演題は「大気環境研究の新たな視点」。
  • その中で同君の中国・精華大学との共同研究による北京の大気の状況、特に北京オリンピックに際しての北京政府による大気環境の浄化に取り組む努力が紹介された。
  • また、首都圏地下鉄駅構内およびその周辺の大気中のPM2.5の濃度の動向が明らかにされ、これによって新聞、テレビにても紹介され一躍脚光を浴びる結果になった。
  • 講義後も時間を延長するほどに多くの方より質問があり、皆の興味の高さが伺えられた。
  • 見学会はキャンパスの以下の3か所を見て回った
  • ① 理工学メディアセンター(旧図書館) 開架式書庫を見学し数多くの単行本や雑誌を見たが、同時に電子媒体資料の利用促進のために、全学的な電子ジャーナルタイトル検索システム(通称EJOPAC)の構築がなされていることが紹介された。
  • ② マニュファクチュアリングセンター このセンターは機械工学科の実習室も兼ね、最新式の加工機械やその作動状態を含めて見学した。ウォータージェットにより厚い板をも切断するアグレッシブジェットカッター、放電効果により金属より文字をも切り出すことのできるワイヤー放電加工機、また5軸制御可能な旋盤などを見学した。③ 応用化学系実験室 換気装置が完備したドラフトを備えた実験室、化学系実験室特有の薬品の臭いもほとんど感じられなかった。著者の学生時代(50数年前)の実験室とは雲泥の差があった。
  • このたびは当初、約20名の参加が予定されていたが風邪などの理由で欠席者も多く、14名の参加者の見学会・懇話会であった。

第10回 鎌倉三田会ロボットものづくり研究会見学会
三菱みなとみらい技術館

  • 実施 令和元年5月29日(水)
  • 三菱重工が設立した科学・技術・産業の展示・体験施設である「三菱みなとみらい技術館」を見学した。
  • いま航空・宇宙の分野で話題の国産ジェット旅客機の実物大模型やロケット開発、深海・海洋開発、交通・輸送、環境・エネルギーの最新技術まで、解りやすい展示で大変興味深く見学できた。
  • また、音声ガイドによるポイントでの解説も理解を深める助けとなった。
  • 今回の見学会は、世界最先端の「日本の技術」を網羅的に理解するよい機会となった。
  • 参加人員 13名

第13回 鎌倉三田会ロボットものづくり研究会懇話会
題目:地球深部探査船「ちきゅう」の最新成果について
(南海巨大地震のメカニズム解明に向けて)

  • 実施 平成30年11月4日(日)
  • 講師:海洋研究開発機構(JAMSTEC)地球深部探査センター技術部長 許 正憲氏
  • 講師の許 正憲氏には、一昨年の第11回懇話会で地球深部探査船「ちきゅう」の概要や海洋底掘削方法、その成果によって解ってきた巨大地震発生メカニズムについて、お話をしていただきました。
  • 今回はその後の活動状況を写真や動画をまじえて、その探査の難しさや掘削の工夫など、実際に第一線で活躍されている研究者でなければわからないお話を聞くことができました。
  • 特に巨大地震が頻発する昨今、喫緊の課題になっている東南海巨大地震については、まさに今、探査が現在進行形で進められており、その最新の状況を聞くことができました。
  • この東南海巨大地震のメカニズムが早急に解明されることを私たちも期待していますので、参加された皆さんも大変興味深く熱心に聴講され、大変有意義な懇話会になりました
  • 参加者 28名 内中学生1名