第7回 工場見学(2015.10.14)
- 味の素株式会社 京急大師線 「鈴木町駅」下車
この駅は工場の入り口に隣接しており、住民はゼロ
日本の味は海に在りと、カツオとの取り組みが紹介され、昔懐かしいかつお節削りを体験した。更にダシのうまみについて試飲などで味わった。 シアターでは映像によるカツオの臨場感たっぷりの捕獲風景を見学した。 - 東芝未来科学館 京急川崎駅又はJR川崎駅下車
駅に隣接するスマートコミュニティセンター(ラゾーナ川崎東芝ビル2F)
インストラクターにより「からくり人形とその製作者・儀右衛門」のお話し、 並びに東芝のものづくり技術が作り出した戦後の懐かしい製品とそれらが 基盤となる現代の成果が実物を通して紹介された。 - 参加者 18名
第8回 懇話会(2014.12.26) 「日本の宇宙開発の歴史とこれから」
―“はやぶさ”“かぐや”の軌道・航法の秘密 ―
- 日本の宇宙開発はすばらしい発展と成果を遂げています。小惑星探査機“はやぶさ”の劇的な帰還や月探査機“かぐや”、国際宇宙ステーションへの輸送機“こうのとり”など、話題にことかきません。
- この度は宇宙開発の最先端で活躍されている 慶應義塾出身の研究者池永敏憲氏(1999年理工学部卒)(宇宙航空研究開発機構(JAXA) 研究開発本部軌道・航法グループ所属)をお招きしました。
- お話しは 宇宙開発の現状、各国の技術実態、そして衛星や探査機を所定の場所にいかにして投入し、再び地球に帰還させるか、など、開発の成否を左右する高度な軌道、航法についてお話を頂きました。 宇宙にはなじみのないわたしたちにとっても、また、子供たちにもとっても興味深いお話しを分り易くお話して頂きました。
- 参加者 38名(内子供6名)
第6回工場見学(2014.3.31)
「独立行政法人海洋研究機構(JAMSTEC)横須賀本部 施設見学」
- 狭い国土、乏しい資源、周囲を海に囲まれた我が国の次代に向けた大きなテーマに海洋研究がある。
- 海底資源の探査、海に現れた気候変動や地球温暖化の足跡、地震・津波の海底における発生メカニズム、深海の生き物など、深海における神秘の解明に有人潜水調査船「しんかい6500」を始め多くの海洋調査ロボットを駆使して取り組んでいるJAMSTECの横須賀本部を訪れた。
- 満開の桜に囲まれた建屋では点検整備中の海洋調査ロボット「うらしま」を見ることが出来た。深海での高い水圧に耐え、かつ移動時の水の抵抗を少なくした外観はマッコウクジラと言った感じだ。 また、高水圧実験設備等見学したが、今回は実験を見ることは出来なかった。
- 「しんかい6500」は不在だったが形状を模したシミュレータに乗ることが出来た。 乗員は3人乗れるので心強いが 数千メートルの海底での長時間の活動は生身の人間を想定すると結構大変と感じられた。
- 参加者 47名(内小中学生17名)
第7回 懇話会(2013.11.4)
「星と惑星の誕生と太陽系外惑星の観測について」
総合研究大学院大学・広報室長 真山 聡先生をお招きし 星や惑星の誕生の仕組みや太陽系より外にある惑星(以下太陽系外惑星)の観測と生命存在の可能性などお話を伺いました。
夜空を彩る星の多くは恒星、自ら光を発し、ガス体で構成され、地球から一番近い恒星 は、太陽である。
惑星は恒星の周囲を主に恒星の重力の影響を受けて公転し、自らは発光しない。
惑星は分子雲(ガスと塵の集まり)の濃い所、原始惑星系円盤の形成から1000万年程で誕 生する。地球は太陽と共に生れた。
太陽系外惑星は光を出さない為、その発見には色々な工夫がいる。
- ドップラー遷移法:中心星の「ふらつき」によるスペクトル遷移の観測
- トランシット法:惑星が中心星の前面を通過する時の明るさの微小変化の観測
- 直接法:肉眼による観測 光学望遠鏡、
すばる望遠鏡は1995年にペガサスの近くで撮影することに成功した。
その後総計1,000個余りが発見されている。
生命の存在は恒星との適度な距離があって、液体の水が存在する「ハビタブルゾーン」 で見つかる可能性が高く、希望が持てそうなのはこの内十数個か。
現在 宇宙観測の能力向上に向け
光学望遠鏡 ハワイ マウナケア山(標高4000m)のすばる望遠鏡の機能向上
電波望遠鏡 チリのALMA(標高5000m)天文台の建設 アンテナ群66基の性能は、野辺山の電波望遠鏡の100倍の感度,等が進められている。 - 参加者 24名