令和1年度
新春のご挨拶
平成31年1月
会長 石渡 德一
あけましておめでとうございます。
旧年中は会員の皆様には、温かいご支援とご協力をいただきました。感謝申し上げます。 昨年は、慶應義塾命名150年目の年でした、開けて今年は平成最後の年であり、この5月には新しい年号を迎えます。 年号を冠にしているわが義塾の卒業生として感慨に更けて新春を迎えました。 又大きく時代が一つ動きます。私は前会長の故久保田雅彦会長はじめ、先輩方がどのようなお考えで会を進めて来られたか思いを巡らせております。
鎌倉三田会も本年94周年を迎え、今後100周年に向けての思いを述べさせていただき、新春のご挨拶にいたします。
鎌倉三田会がこれだけ長い歴史を刻むことができたのは、何よりも慶應義塾の発展があったからであると思います。 併せて歴代の会長や先輩方のご尽力があったのは申すまでもございません。 又、鎌倉三田会がその時代、時代の中で、塾員を惹きつけた活動をしてきたのだと思いますし、会員それぞれが社会の中でもリード役をしていたからこそ90余年の歴史を刻めたと思います。
福澤先生が卒業生の集まりを大切にされ、『社中の絆』を掲げて来られました。その精神を先輩方が意志を受け継いでこられました、当職も微力ですが次世代に伝える思いであります。
私は、鎌倉三田会の『らしさ』は、鎌倉三田会会員と鎌倉にお住いの塾員の壁はあってはならない、ということであったと思います。 ですから会の風通しを良くし、門戸を開放し、敷居を低くして、誰でもがいつでも会に参加していただけるようにすることを心掛けてきたのだ、と思っております。
そのために、私も組織はフラットに、簡素にし、会則も簡素にすることだと思っております。
従いまして、鎌倉三田会は徹底して『親睦第一』の会で、楽しい会で有るべきと考えます。
『人生100年』時代に突入しました、大雑把な言い方ですが人生の『老後』が一番長い時代になりました。 生涯現役で有りたい。そのような思いも強くなってきました。塾生の時間と塾員の時間の長さも大きく変わってきました。 私は慶應義塾の卒業生で有ることに幸せに感じ、誇りに思っております。その時間が長くなっております。 大きな幸せを感じるとともに、卒業生としての役割も考え直す時と思います。
鎌倉三田会の役割がますます大きくなると確信しております。
鎌倉には塾員が約3千数百人、塾生を入れますと鎌倉市の人口の50人に一人が塾関係者という全国でも希有な地域です。 現在は鎌倉の塾員の20パーセントが会員ですが、鎌倉にお住まいの塾員の皆様に会員になっていただきたい、と思っております。